スペシャルコラム
2022/09/26

これ、なんと読む?
「松阪牛」の正しい読み方

image

大将軍でも、肉の日フェアや季節限定の特別メニューで登場するたび大人気。それが、「松阪牛」。日本四大和牛のひとつとして君臨し、肉の芸術品と誉れ高いブランド牛です。
今回は、そんな松阪牛にまつわるトリビアのご紹介です。「松阪牛」、あなたならこれ一体なんと読む?

4つある読み方、どれが正解!?

image

結論からいうと、右2つが正解!
「まつさかうし」「まつさかぎゅう」と〈さ〉が濁らないのが正しいんです。

もともと生産地である三重県では「まつさかうし」と呼ぶのが一般的でした。そこで、三重ブランドとして松阪牛をアピールしていく際、「まつさかうし」の読みを基本とする取り決めが三重県町と松阪牛協議会の間で結ばれたんだそう。

ちなみに、松阪牛の生産で知られる三重県松阪市の読み方にも2通りあり、江戸時代から「まつさか」「まつざか」が混在していました。しかし、平成17(2005)年1月1日の市町村合併に伴い、読み方を「まつさか」で統一。「まつさかし」と呼ぶのが正式名称になったんだそう。牛も地名も「まつさか」が正解なんですね!

こちらもよくある間違い

漢字で正しいのはどっち?

image

読み方に続いて、よくあるのが漢字間違い。三重県松阪市で育てられているので、地名と同じ“こざとへん”の「松阪牛」と書くのが正しいのですが、うっかり「松坂牛」と書いてしまった経験はありませんか?

実はこれ、松阪市が昔は「松坂市」だったことに関係しているようです。こざとへんの「松阪市」の漢字が使われるようになったのは、明治22(1889)年の市制・町村制の施行がきっかけ。それまでは、つちへんの「松坂」だったのです。なんともややこしい話!でも、こんなトリビアを一度知ってしまえば、もう絶対に間違えないような気がしませんか?

スペシャルコンテンツTOPへ